今はまだ、人生を語らず。

片側顔面痙攣との闘い、転職、そして乗り越えて今。

⑥片側顔面痙攣 仕事と転勤

 

 前回の記事にあるように、

就職してからもずっと、片側顔面痙攣の症状に悩まされておりました。

 

クレーム対応中も関係なくビンビンに痙攣する顔。

 

『何笑ってんの?』

『いやな顔したよね?』

 

すみません、そんなつもり無いんです。勝手に…

そんなことも多くありました。

 

アルバイトの子からはどう見られてるんだろう?

何も言ってこない上司は気づいているのかな?

 

ぱっと見でわかるおかしな痙攣、

周囲は何も言って来ないけど、

どう思われてるのか、とても気になる日々でした。

 

職業柄、転勤が多く発生しましたが、

その中でも私は毎年、転居を伴う異動を繰り返しておりました。

 

自分で言うのもアレですが、

元来、人とのコミュニケーションは得意な方で、

新しい土地に住む、といった事もわくわくするタイプで、

転勤に対する障壁は、そう

 

〝またゼロベースでこの症状を披露していかなくては…〟

 

といったストレスと不安だけでした。

 

改めて、今でもよく感じるのですが、

私が発症していたこの病、あんまり見ないんですよね。

というか、見かけたことないんです。

自分しか生で見たことないんです。

でも、すごくすごく辛いんですよね。本当に。

 

と、話を戻して…

 

転勤先で仕事が上手くいっているときは無茶しちゃうので、

まあ、いつか治るといいな程度に過ごしておりました。

 

2回目の転勤で、熊本県にいるときに多くの転機が訪れました。

 

仕事で若手ながらに1つのユニットを任されることになり、奮闘しておりました。

 

最初は上手くいっていたもののの、会社の不振と、自身のキャパオーバーが相まって、

うつ病状態に陥ったことがあります。

(正式な診断は受けてないですが、あれはうつ病だったと思います)

そして、追い打ちをかけるように熊本の大震災、

いろいろな状況が重なり、関西に異動することとなりました。

 

初めての関西で、

それまでのモヤモヤが少しずつ吹き飛び、

もう一度社会人生活やってやるぞ!という希望に満ちあふれておりました。