今はまだ、人生を語らず。

片側顔面痙攣との闘い、転職、そして乗り越えて今。

③片側顔面痙攣の進行ー2

 

 就職活動への不安は計り知れないものがありました。

 

私は両親共働きのサラリーマン家庭で育ち、大学生活のゴールは当然、

就職が決まって卒業する、というのが当然の考えでした。

 

当時、就職活動は大学3年の11月、12月くらいに解禁になり、

一斉に就職活動をスタートするというのが主流の時代。

今でこそSNS他、様々な就活スタイルが存在しているが、

当時はまだまだオーソドックススタイルの就職活動、

所謂、会社説明会エントリーシートー面接ー内定が殆どでした。

 

その頃には私の片側顔面痙攣もだいぶ進行しており、

基本手で左目やおでこをいじるようにして顔を半分隠しながら会話をしたり、

マスクを常用する日々を送っておりました。

 

就職を決めなければいけないというプレッシャーと、

この顔面で面接なんか受けれない・受からない、とストレス満点でした。

 

この時期もインターネット上を顔面痙攣というキーワードで漁り、

『注射』・『手術』という手法にたどり着きました。

 

当時の私には、手術なんて怖い選択肢はまずなく、

『注射』…かあ、といった感じでした。

 

しばらく悩んだ末に、就活の焦りが背中を押して、

始めてこの症状で病院を受診する事を決意しました。

 

当時、検索していた中で知り得たことは、『神経内科』でできる、という事でした。